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招聘教授 石津大輔さん(針江のんきぃふぁーむ)の紹介

招聘教授 石津大輔さん(針江のんきぃふぁーむ)の紹介

こんにちは!

今回は地域実践演習1.2で学生を受け入れてくださっている地域実践領域の招聘教授である石津大輔(針江のんきぃふぁーむ代表)さんを紹介いたします!

ちなみに筆者の三輪(地域実践領域スタッフ)は地域実践領域1期生で、長期インターンシップの際は、約4カ月間、針江のんきぃふぁーむさんにお世話になりました。私はインターンシップに行く前から、高島市の農家さんから農地を借り1年ほど農業をやっていました。その時、環境に配慮した農業をどうやって生業にするのかという点を疑問に持つようになり、針江のんきぃふぁーむさんに伺うことになりました。

下記では、私の実体験を含め、石津大輔さんや針江のんきぃふぁーむさんのことをお伝えしていければと思います。

針江のんきぃふぁーむの紹介

針江のんきぃふぁーむさんは、「食と農を明日へつなぐ」を掲げ日々、農業を営んでおられます。昨今の農業は、科学技術の発展により環境負担が大きくなっています。例えば、トラクターなどの農業機器で用いるガソリンや農薬、化学肥料などが挙げられます。それらは使用するだけで環境に負荷をかけてしまいますが、全国に輸送するにも多くのエネルギーがかかっています。

針江のんきぃふぁーむさんの目指す農業の姿は、「その土地土地で持続可能であることが一番の本質であり、先人が過去から繋いできて、今私たちが目指す未来である」とされています。

できる限り環境に配慮し、その地域で完結することのできる農業こそ、サステナブルな社会に繋がる重要な考えであると言えます。

そこで、針江のんきぃふぁーむさんは「地の味」という言葉を用いて、地域由来の有機物や肥料を使い、人にも環境にも優しい農業を心がけておられます。

高島市新旭町 針江自治区の紹介

針江自治区は、滋賀県湖西地域で最大の安曇川下流の扇状地左岸に位置し、集落面積は田畑、居住区を含め約150ha、戸数170戸あまりの農村です。雪、雨が伏流水となり各家庭から非常に綺麗な水が湧き出ており、針江では湧き出す水のことを生水(しょうず)と呼んでいます。人々はこの自噴する清らかな水を飲料や炊事と言った日常生活に利用しており、このシステムを川端(かばた)と呼んでいます。また、針江自治区は重要文化的景観にも選定されています。

インターンシップで経験したこと

・農業の仕事

-米の袋つめ

-乾燥機の掃除

-黒マルチ剥ぎ

-堆肥撒き

-藻刈り

・東京出張

-たねと食と人@フォーラムの参加

-農業WEEK参加

-オーガニックライフスタイルEXPO参加

-催事のお手伝い

自分のインターンでの学び

私は、インターンシップでは、農閑期の仕事や米の加工、催事、イベントの同伴などを行いました。ここでの当時の学びを例として挙げると「農と農業」という農業に対する2つの考え方に着目した点です。ここでの農とは経済的な生産を目的に作物の生産をしておらず、自らの生活を成り立たせるために作物の生産を行なっていることです。対する農業とは経済的な作物の生産を目的としていることを指しています。石津さんは農という農業の本来のあり方を大切にしながら農業を行うことが重要であると話していました。資源循環型農業に取り組みつつ、トラクターなどを使用する際にガソリンを用いているように、農業を生業とするためのバランスを取ることが必要だという意味と捉えました。

私は自然農法による農業を1年ほどやっていたのですが、その活動は農に重心を置いた考え方であり、農業を生業とするためには、「農と農業」両方の考え方を持ち合わせる必要があることが分かりました。

一見、当たり前で正解がないので疑問を持つ必要もないのかもしれません。ですが、自分の経験を通して、答えのない問いを思考することで、その問いに対する向き合い方が分かってくるのだと思います。

私は、インターンシップ中にたくさん石津さんに対話をしてもらい、様々な問いを投げかけていただきました。インターンシップ後には、大津市の農村に移住し1.5haの農地を借り受け、農薬や化学肥料を使わずにお米と大豆の栽培を始めました。

その時の答えのない問いに向き合い続けたことで苦労したこともありますが、今の自分に繋がっていると思います。

領域アシスタント三輪



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